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 2008/05/02 更新
◆アオリイカの産卵がはじまりました!

 春から夏にかけてのこの時期、陸上で新緑の季節がはじまるのと同様に、海の中でも新しい生命の誕生の季節がはじまります。水温が上昇するとともにサカナたちの動きも活発となり、いたる所で繁殖行動や縄張り争いが観察でき、また様々な生物のカワイイ幼魚も見られるようになります。


2005年5月15日 西伊豆:井田にて

 その代表的な例として、今や初夏から夏にかけての風物詩としてすっかり定着した感のある「アオリイカの産卵」の観察です。伊豆半島の各ダイビングスポットでは、毎年4月の末頃になると木の枝を束ねた「産卵床」を海底に沈めます。これによりアオリイカはより産卵しやすくなり、ここが「産卵ショー」のメインステージとなるわけです。

 この産卵床周辺では、♀を奪い合う♂同士の熾烈なバトルや、見事成立したペアが産卵に至るまでの駆け引き。さらにはダイバーの眼前で繰り広げられる感動の産卵シーンなど、繁殖行動の一部始終を観察することができます。

 このアオリイカ、大きな固体では体長が約80cmにもなるので、海の中の見た目は1m近い大きさとなります。それが多い時には何十パイも1ヶ所にあつまるわけですから、その光景はまさに荘厳。初めて見る方は圧倒されてしまうこと間違いなしです。


2004/6/26 西伊豆:井田にて 撮影:宮下裕行様

 毎年6月から7月がピークに当たる時期なので、ポイントと時期にねらいを合わせてぜひ観察してみてください。観察できそうなツアーを随時ご案内していきます。一度と言わず、何度見ても飽きない光景ですよ。

   

アオリイカの産卵、観察時の注意 


産卵床周辺の中層は泳がないで下さい!


・産卵床からちょっと離れた場所で一旦着低し、水底沿いからゆっくり近づきましょう!
 アオリイカは非常に警戒心が強いので、中層から勢い良く産卵床に近づいてしまうと、一気に追い払ってしまうことになります。産卵床が近くなったら予めブリーフィングで決めたサインでお知らせしますので、いったん水底に着底し、そこから水底沿いにゆっくりアプローチしてください。最初は警戒しているアオリイカですが、脅かさないように数分間じっと待っていると、やがて産卵行動に入ります。一旦産卵行動に入ってしまえば警戒心も薄くなり、手が届くような近距離でのウォッチングも可能となります。ぜひご協力下さい。

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